Octopussy Pillowtalk
たこのまくらことば
平成おサイケ娘★

XTCの人が1985年に作った変名バンドの確信犯的おサイケアルバム。当時高校生だった私は『宝島』でこれを知り「わ〜欲しいな〜」と思ってから10年以上も経ってえとせとらレコードかどっかで取り寄せ(入荷待ち)してやっと入手した。音もジャケもいやらしい程の確信犯的作りですが、作ってる方も楽しそ〜にやってたんだろうなってお遊びが感じられて、私は好きです。
最近iTunesで聴くネットラジオのお気に入りはTechnicolor Web of Soundという60年代の“おサイケもの”を中心に流すところ。たまに「えっ、これも“サイケ”に括るか?」って選曲もあるがそれもご愛嬌。私はメロウにピ〜ヒョロピ〜ヒョロした(笑)オルガンの音が大好きなんである。変調バリバリ(ユルユル?)のそれ系の音だったらオッケーで許しちゃうんである。好きな音色は聴いてて気持ちEんである。聴いても踊っても気持ちEのは基本「ピ〜ヒョロ系」と、腰にクる「ズンドコ系」である。何でも“はやすぎる”のは苦手DEATH。
笑っちゃうのが、例えばストーンズなんか大してアルバム持ってないんだが、『フラワーズ』と『サタニック・マジェスティ』だけはLPで持っているという(笑)。両方ともジャケは“おサイケ系”デザインだもんネ。他のはCDで何枚かあるが、私は職業柄もあるのか、好きなアートワークの古いアルバムはアナログのデカいジャケで所持していたいっていう気持ちがあるようで、中身はともかくジャケ、というまさしく「ジャケ買い」したLPも少なくない。サイケではないが、例えばパティ・スミスなんかは私の場合は本人よりロバート・メイプルソープ(の写真)から入ってLP買ってたし。30cm四方の、好きなアーティストの複製写真を鑑賞したいという感覚でLPを買う場合もあった、と言えば解りやすいだろうか。私のアナログLPに対する拘りなんて、音は二の次のそんなもんである。私のレコード聴く時の針の落とし方なんか、アナログ愛好家が見たらハリセンでツッコミ入れたくなるくらいガサツだと思うし。
“おサイケ”って言い回し、カワイくね? 多分、この言い回しはやはり1985年くらいに我が敬愛のちわきまゆみ様がお使いになられてて、それを真似っこし今に至るものだと記憶してるんだが、イヤミの“おフランス”に端を発して、このアタマに“お”を付ける諧謔的なニュアンスが気に入ってて、今も多岐に渡り敢えて使っておりやんす。閑話休題。
音楽における、私の“サイケデリック初体験”って、多分ビートルズの『Strawberry fields forever』だったと思う。曲名も何にも書いてない兄のミュージックテープを自室の小さなラジカセに無作為に突っ込んでいきなり流れてきたのが、あのスカスカしたオルガンのイントロだった。それまで全く聴いた事のない音の感覚。当時13歳の私は当然ドラッグなんかその存在すら知らなかったけれど、あの時聴いた音色(おんしょく)は紛れもなく“無形ドラッグ”で、私を不思議な、ヘンな気持ちにさせた。あの時の感覚は今でもよく覚えている。その楽曲があのビートルズのものだという認識すらなかったのだ。誰が歌ってるのか知らないけど、私の未発達な心身にズルズルっと浸食してきたストレンジな音で、本当に“初体験”って感じだった。今思うと、とてもエロティックな感覚だったんだと思う。今でも『Strawberry fields forever』を聴くと、13歳の頃の感覚(当時の実家の自室の風景とか、空気とか)がフッと蘇ってくる感じがする。「そういうのが好き」って自覚してからは、夜中にテレビで古い洋画やってたら一人でこっそりリビングのテレビ付けて見たりしてたな〜。60年代や70年代のファッションやカルチャーがホントーにカッコイイと思って貪るように研究し出したのもこの頃からだった。つーか、あらゆるものが入って来てそれを消化してた貪欲な時期だった。13歳。初めての生理が来るか来ないかの時期。初潮を迎えた頃、自分の“からだから発せられるにおい”に凄く敏感になって、それが何というか、ウリ科の植物みたいな水臭い生っぽい野菜みたいな臭いで、でもそれを感じるのは自分だけで、それに凄く苛まれた時期もあったな〜。水っぽい野菜みたいな臭いがする自分に「気持ち悪い!」って一人で癇癪起こしてたりしてた。・・・はぁ〜、今はヤニ臭いのになぁ〜(笑)。
そんな不安定な情緒の波形と、サイケデリックな音階の変則的な波形が、感覚的に合致しちゃったんだろーな。それでとっても魅力的な音に聴こえたんだと思う。私のリアルタイムはテクノやニューウェーブど真ん中だったけど、そっちには感覚的に見事にかすりもしなかった。きっとタイミングだな。でもケイト・ブッシュとニナ・ハーゲンはドンズバでリアルタイムで聴いてたよ。(ドンズバって言葉が凄く昭和な感じだが、いい言葉だと思うから私はこれからも使い続ける)
おサイケゴリ押し追記:先日のカキコにあたって、改めて超〜ひさしぶりにドアーズのビデオ見た。ジム・モリソンは“ロック界のベスト革パンドレッサー”だと改めて思った。革パンの着こなしが鬼レベルで今見ても物凄くカッコイイDEATH!!!
Posted by TSOUSIE | permalink | Comment [6] | MUSIC
ネットラジオ「Technicolor Web of Sound」の紹介ありがとうございます!
自分も自宅が仕事場なので、明日からが楽しみです。
質問を一つ。
革パンの購入を考えているんですが…
ジム・モリソン以外にも革パンの穿きこなしの良い(参考になる)人がいたら紹介して下さい。
あと、TSOUSIE さんも穿いているんですか?
Commented by 革パン [URL] | 12/06 01:43| edit
>革パンさん
ファッションや音楽のタイプによって様々ですが・・・シド・ヴィシャスの細い革パン+赤いジャケットの組み合わせもカワイかったし、日本人ではやはりギターウルフのセイジさんがカッコイイですね。ブランキーの照井さんのシックなコーディネートも好きでした。パンツの形もスリムからブーツカットまで色々あるし、ご自分の好きなのをお探しになればよいかと思います。
ジムの穿いてたのは、お尻が見えそうなくらいのローライズのスリムでした。私も欲しいと思いました。
私は革パンはブーツカットのゴツいのからストレート、スリムまで、5〜6本持ってます。スリムは最近お腹周りがキツくて、あんまり穿いてません・・・。
Commented by TSOUSIE [URL] | 12/06 14:58| edit
TSOUSIE様、おはようございます。お邪魔致します。
私が敬愛するお漫画家・東陽片岡先生も「おフーゾク」、「おツーリング」等々、「お」の妙手であります。ご本人のお名前にも「お東陽片岡」と付けられることもあります。
私ももろに影響を受けてしまい、ブログの記事カテゴリは、ジョニー・サンダース以外はすべて「お」を付けております。
私、いっとき革パンに憧れておりましたが、どうしてもセント・ルイスの星ルイス師匠(故人)になってしまう自分を思い浮かべ、自重しております。(けっして星ルイス師匠をおとしめる記述ではないので、念のため。)
相変わらず凶暴な寒さが続いておりますので、どうぞご自愛下さい。
Commented by ヤジメイキン [URL] | 12/07 06:44| edit
>ヤジメイキン君
『バースト』に連載されてた東陽片岡の漫画、面白かったですよね〜。特に氏の描く“人面猫”のタッチが大好きでした(笑)。美人の描写も独特な味わいがありました。
ヤジ君は背も高いし革パン似合うのでは?上下革だとさすがに厳ついですが、ストレートの革パンにウールのショートコートとかならこの季節無難で着やすいと思いますよ。革パンだからといって、あまり“ロック”を意識せずにサラッと気楽に着るのがオシャレだと思います。
ちなみにジム・モリソンはスリムの黒革パンツに毛皮のコート合わせてました。私もそんな動物愛護団体から狙撃されそうなコーディネートは大好きで冬場はよくやります。
Commented by TSOUSIE [URL] | 12/07 15:51| edit
TSOUSIE さん、回答ありがとうございます。
お勧めしていただいた中で、ブランキーの照井さんの穿きこなしが素晴らしかったので、同じ仕様のローライズのスリムを購入することに決めました。
しかし、照井さんのブランド(Celt&Cobra)を検索したところ、解散していました…
新品ではなく中古(古着)で探します(笑)。
5〜6本持っていらっやるようですが、お手入れ等は大変ですか?
夏場の穿かない時期の保管で気をつける点とかあります?
Commented by 革パン [URL] | 12/08 01:12| edit
>革パンさん
も〜全然気を付けてないです!革ジャンにすら碌にミンクオイルも付けずに野蛮に着ているような私にする質問ではございませんので、お気になさるようでしたら「革モノのケア」とかでネットで独自に検索されることをオススメします。
そしてこれは蛇足かもしれませんが、「モノ」のケアに関して(あくまでも個人的な見識ですが)女性に尋ねるのはどだい間違ってます(笑)。フェティシズムは男性の方が顕著で、女性って案外“モノ”に対してゾンザイなところがありますので、あまり頼りにならないと思います。
つーかケルコブって今ないの??? 知らんかった。私はジョニー・サンダースの顔がプリントされた長袖Tシャツしか持ってないが。
照井さんはホントにオシャレだよね。テロッとしたカットソーに高そうな革のジャケットをサクッと羽織ってるようなシンプルな着こなしが似合ってる人でした。人柄にも現れてました。さり気ないカッコ良さが際立ってる人だと思います。
ブランドに拘らず、目にとまったら穿いてみて。これ、お洋服探しで重要な気構えですわ。今はネットのお買い物が便利なようだけど、靴やパンツって履いてみないと解らなくない? 服も人も“出逢い”だと思うのよね〜。あなたの“第二の皮膚”となるような素敵な革パンとの出逢いをお祈り致しますわ。